作曲者は東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業後、パリ国立音楽院に入学、和声法科および対位法をプルミエ・プリで卒業した。現在は北海道教育大学釧路校で後進の指導に当たると共に、作曲活動を行っている。撥弦楽器のための作品も多く、武井賞を受賞したギター独奏のためのパヴァーヌ「アンリシャランの墓」やマンドリンオーケストラのための妖精組曲などがある。
本曲は題名のとおり序奏とロンドの2部分からなる。序奏はシシリエンヌ風の6/8拍子、マンドリンとギターが掛け合う三部形式。ロンドは速い2/4拍子、大ロンド形式ではあるが複合三部形式のような印象を与える。